岐阜 福地温泉 かつら木の郷
2009年 07月 27日
7/11(土)。ここ数日の雨模様で心配していましたが、この日はなんと晴天。朝5時に眠い目をこすりながら、いざ高山・奥飛騨温泉郷へ出発。豊田南ICから愛知環状道路~東海北陸自動車を経由して、飛騨清美ICを降り、中部縦貫動高山ICで高山市内へ。約200kmの道のりです。ETC割引制度を利用して片道1,000円の高速代金で高山まで行けました。朝7時に高山市内に到着。宮川と陣屋前の朝市巡り、飛騨牛の串焼き食べ歩き、高山ラーメンを食べ、「飛騨の里」を見て廻った後、「福地温泉 かつら木の郷」へ向かいました。高山市内からは車で45km程度。所要時間1時間30分で到着。「かつら木の郷」はいつか泊まりたい憧れの宿の1つで、過去に2回ほど予約を試みましたが、2回とも満室で、今回念願叶って予約が取れました。
「日本秘湯を巡る会」の会員旅館である証の提灯が印象的な宿の玄関で、風格が漂っています。
ここはロビーです。太い梁の柱が印象的です。
まずはロビーでお茶とお菓子のサービス。ロビー横には囲炉裏が切ってあります。冬は皆がここに集まって火を囲むんでしょうね。
お茶を飲み終えら、部屋に案内してもらいました。
蔵造りの部屋を抜けると、今回私達が宿泊した部屋は、露天風呂付きの個室「柿香庵」に到着。部屋は和室と囲炉裏の間と2間続きの部屋。豪華ですね。
清潔感溢れる室内、黒光する柱、梁が重厚ですね。
薄型のTVは42インチで、壁掛け。部屋と一体化してて、純和風の室内でも違和感が無いですね。
そして部屋から外に出ると石で出来た部屋付の露天風呂。
大人二人余裕で入浴出来る大きさで、湯船は腰掛けるスペースも設けてあり、ゆったりと長時間浸かれる配慮がされています。
まず私達は浴衣に着替えて男女別の大浴場と2つある貸切風呂へ。かなり広い館内で、迷ってしまいそうです。
貸切風呂は「石の船」と「木の船」の2種あり、入浴時に中から鍵を掛けるシステムで、予約無しで空いていれば自由に入浴可能です。
大浴場は男女別で入れ替え制は無し。暖簾をくぐりいざ入浴。
男湯は木で出来た内湯と、石造りの露天風呂。木製の湯船は途中段差も出来ていて、ゆったりと身体を沈める事が出来ます。
露天風呂の湯船は、巨大な石がちょうど湯船の真ん中当りにあり、その石の下を潜ると奥の湯船に浸かる事が出来ます。洞窟とまでは行きませんが、中々面白いお風呂です。湯は無色透明のお湯で、やや温めなので、ゆったりと浸かる事が出来ます。
妻が入浴した女性用の大浴場。可愛い暖簾を潜り、大浴場へ。
お風呂の造りは男性用と同様、木製の内湯と石造りの露天風呂があります。造り、広さとも男女の差は殆ど無いようです。
大浴場の入口には、沸き水が飲めるスペースが設えてあります。冷たい水が火照った身体に心地よいですね。
ちょうど貸切風呂の「木の船」が空いたため、そのまま入浴しました。
貸切風呂でもかなり大きめの湯船で、夫婦二人ならゆったりと入浴出来ます。これが内風呂。大浴場と比較してもそん色ない大きさです。
これが露天風呂。木製の湯船です。洗い場も完備しています。石の船は残念ながらタイミングが合わず入浴出来ませんでした。残念(――;)
入浴後は館内を探索。まずはフロント横に設えられた囲炉裏へ。鉄瓶で温められたどくだみ茶を茶碗に注いで飲みました。
こんな骨董品も置いてあります。
館内には2箇所図書室があり、写真集や小説が貸し出し可能です。
部屋に戻って今度は部屋付の露天風呂へ。部屋の窓から外に出てそのまま露天風呂に入浴出来ます。脱衣所も備え付けてあります。石造りの湯船は、大人二人が余裕で入浴出来る大きさです。湯船は腰掛けて入浴出来る形になっていて、お湯の温度も程よいので、時を忘れて入浴を楽しむことが出来ます。目の前には庭園が見えます。
夕方6時、いよいよお楽しみの夕食の時間です。食事処はフロントと土産物売り場の奥にあります。部屋毎に個室形式で仕切られていて、1部屋毎に囲炉裏が切られていて、掘りごたつ形式になっているので、ゆったりと食事を楽しめるようになっています。
個室に着くと早速食前酒と前菜が用意してあります。まずは食前酒のかぼす酒で乾杯。
先付けのそら豆とずいき。
次は冷えた夏野菜のばれいしょ和え。盛り付けが素敵です。竹の子等の山菜、ジャガ芋が美味しいです。
次は椀物。玉蜀黍真丈吸まし仕立てのお吸い物。味わい深くて美味しいです。
次は焼き物。囲炉裏には焼き目の付いた串に刺された鮎の塩焼き。囲炉裏にくべられた炭火に串を近づけ、好みの焼き加減になるまで鮎を焼けます。熱々の鮎は頭から尻尾まで美味しく頂きました。
そして飛騨牛の炭火焼き。
ホワイトアスパラ、ししとう、椎茸、そして霜降りの厚切り飛騨牛のステーキを網に載せ、炭火で好みの焼き加減で食べる事が出来ます。かなり厚切りの肉は、表面に焼き目が入っていも、中はかなりレアで、口の中でトロけます。あまりの柔らかさで、噛み応えが弱い為、スルスルと口の中に入って行きます。妻はあっと言う間に口の中でトロけるので、少しでも長く味わいたいと、かなり焼き目を付けて食べてみましたが、それでも柔らかさは変わらない程、上質の肉でした。肉本来の旨みを堪能するには、岩塩をパラパラとふりかけただけで食べる方法が良いようです。
五平餅も炭に近づけ、焼き目を付けて頂きました。
料理長が山で採ってきた山菜の天婦羅もカリカリで美味しかったです。献立表には載っていない裏メニューのようで、嬉しいサービスですね。
ステーキの後は口休めのかぼすゼリー。冷え冷えのゼリーが口休めにはうってつけです。
おっとお造りを忘れてました。器が涼を誘いますね~。川鱒昆布〆東寺和えだそうです。コリコリとした食感が美味しいです。
次は蒸し物。よもぎ団子を○で包んだ甘酢餡かけ。これが絶品ですね。次は坊ちゃん南瓜のグラタン。これは手が込んでいます。美味しいです。
もうこの時点でお腹パンパンですが、ここで山菜ごはんと赤だし、赤カブの漬物が出てきました。パンパンのお腹と格闘しながら、なんとか食べ終えました。
ラストのデザートはフルーツトマトのムース。トマトが苦手な私ですが、思い切って食べてみるとこれが実に美味しい。トマトの臭みが一切無く、ツルっと口の中でトロけました。
所有時間1時間40分弱の大満足の夕食でした。
部屋に戻って再度部屋付の露天風呂に浸かりました。7月だというのに外の温度は多分15~16℃程度でしょうか。寒いくらいの心地よさです。ついつい長湯してしまいます。
翌朝は6時に目が覚めたので、まずは大浴場へ。朝の冷気を身体に感じながらの入浴は格別ですね。朝食の8:30まではまだかなりの時間があるため、部屋付の露天風呂にゆっくりと浸かり、8:30に食事処へ。
各種山菜が新鮮です。香ばしく揚げたジャガイモが絶品です。
トマトジュースです。
囲炉裏には地鶏鍋が掛けられています。鍋のお汁が絶品ですね。(写真、ピンボケしてます(ーー;)
網で朴歯味噌、とうもろこし、鮎の一夜干しを載せ、焼きながら食べました。焦げ目の入った朴歯味噌をご飯に載せると、これが格別です。ご飯が進みますね。
各種山菜、漬物、温泉玉子付きのそうめんと、豊富な品数でどれから箸を点けたら良いか、迷うほどです。
デザートはメロン。夕張メロンのような色合いのメロンは飛騨産のメロンでしょうか。
予約の取り辛い憧れの宿だけあって、予想通り大満足の宿でした。チェックアウト時、思わず「日本秘湯を守る会」のスタンプカードをもらっちゃいました。これは3年間の間に、全国で加盟している同会の宿10箇所に泊まり、スタンプカードが一杯になれば、会に加盟している好きな宿に只で1泊出来るスタンプカードです。3年で10箇所はかなりハードルが高いですが、チャレンジしてみようかな?と思います。
「日本秘湯を巡る会」の会員旅館である証の提灯が印象的な宿の玄関で、風格が漂っています。
ここはロビーです。太い梁の柱が印象的です。
まずはロビーでお茶とお菓子のサービス。ロビー横には囲炉裏が切ってあります。冬は皆がここに集まって火を囲むんでしょうね。
お茶を飲み終えら、部屋に案内してもらいました。
蔵造りの部屋を抜けると、今回私達が宿泊した部屋は、露天風呂付きの個室「柿香庵」に到着。部屋は和室と囲炉裏の間と2間続きの部屋。豪華ですね。
清潔感溢れる室内、黒光する柱、梁が重厚ですね。
薄型のTVは42インチで、壁掛け。部屋と一体化してて、純和風の室内でも違和感が無いですね。
そして部屋から外に出ると石で出来た部屋付の露天風呂。
大人二人余裕で入浴出来る大きさで、湯船は腰掛けるスペースも設けてあり、ゆったりと長時間浸かれる配慮がされています。
まず私達は浴衣に着替えて男女別の大浴場と2つある貸切風呂へ。かなり広い館内で、迷ってしまいそうです。
貸切風呂は「石の船」と「木の船」の2種あり、入浴時に中から鍵を掛けるシステムで、予約無しで空いていれば自由に入浴可能です。
大浴場は男女別で入れ替え制は無し。暖簾をくぐりいざ入浴。
男湯は木で出来た内湯と、石造りの露天風呂。木製の湯船は途中段差も出来ていて、ゆったりと身体を沈める事が出来ます。
露天風呂の湯船は、巨大な石がちょうど湯船の真ん中当りにあり、その石の下を潜ると奥の湯船に浸かる事が出来ます。洞窟とまでは行きませんが、中々面白いお風呂です。湯は無色透明のお湯で、やや温めなので、ゆったりと浸かる事が出来ます。
妻が入浴した女性用の大浴場。可愛い暖簾を潜り、大浴場へ。
お風呂の造りは男性用と同様、木製の内湯と石造りの露天風呂があります。造り、広さとも男女の差は殆ど無いようです。
大浴場の入口には、沸き水が飲めるスペースが設えてあります。冷たい水が火照った身体に心地よいですね。
ちょうど貸切風呂の「木の船」が空いたため、そのまま入浴しました。
貸切風呂でもかなり大きめの湯船で、夫婦二人ならゆったりと入浴出来ます。これが内風呂。大浴場と比較してもそん色ない大きさです。
これが露天風呂。木製の湯船です。洗い場も完備しています。石の船は残念ながらタイミングが合わず入浴出来ませんでした。残念(――;)
入浴後は館内を探索。まずはフロント横に設えられた囲炉裏へ。鉄瓶で温められたどくだみ茶を茶碗に注いで飲みました。
こんな骨董品も置いてあります。
館内には2箇所図書室があり、写真集や小説が貸し出し可能です。
部屋に戻って今度は部屋付の露天風呂へ。部屋の窓から外に出てそのまま露天風呂に入浴出来ます。脱衣所も備え付けてあります。石造りの湯船は、大人二人が余裕で入浴出来る大きさです。湯船は腰掛けて入浴出来る形になっていて、お湯の温度も程よいので、時を忘れて入浴を楽しむことが出来ます。目の前には庭園が見えます。
夕方6時、いよいよお楽しみの夕食の時間です。食事処はフロントと土産物売り場の奥にあります。部屋毎に個室形式で仕切られていて、1部屋毎に囲炉裏が切られていて、掘りごたつ形式になっているので、ゆったりと食事を楽しめるようになっています。
個室に着くと早速食前酒と前菜が用意してあります。まずは食前酒のかぼす酒で乾杯。
先付けのそら豆とずいき。
次は冷えた夏野菜のばれいしょ和え。盛り付けが素敵です。竹の子等の山菜、ジャガ芋が美味しいです。
次は椀物。玉蜀黍真丈吸まし仕立てのお吸い物。味わい深くて美味しいです。
次は焼き物。囲炉裏には焼き目の付いた串に刺された鮎の塩焼き。囲炉裏にくべられた炭火に串を近づけ、好みの焼き加減になるまで鮎を焼けます。熱々の鮎は頭から尻尾まで美味しく頂きました。
そして飛騨牛の炭火焼き。
ホワイトアスパラ、ししとう、椎茸、そして霜降りの厚切り飛騨牛のステーキを網に載せ、炭火で好みの焼き加減で食べる事が出来ます。かなり厚切りの肉は、表面に焼き目が入っていも、中はかなりレアで、口の中でトロけます。あまりの柔らかさで、噛み応えが弱い為、スルスルと口の中に入って行きます。妻はあっと言う間に口の中でトロけるので、少しでも長く味わいたいと、かなり焼き目を付けて食べてみましたが、それでも柔らかさは変わらない程、上質の肉でした。肉本来の旨みを堪能するには、岩塩をパラパラとふりかけただけで食べる方法が良いようです。
五平餅も炭に近づけ、焼き目を付けて頂きました。
料理長が山で採ってきた山菜の天婦羅もカリカリで美味しかったです。献立表には載っていない裏メニューのようで、嬉しいサービスですね。
ステーキの後は口休めのかぼすゼリー。冷え冷えのゼリーが口休めにはうってつけです。
おっとお造りを忘れてました。器が涼を誘いますね~。川鱒昆布〆東寺和えだそうです。コリコリとした食感が美味しいです。
次は蒸し物。よもぎ団子を○で包んだ甘酢餡かけ。これが絶品ですね。次は坊ちゃん南瓜のグラタン。これは手が込んでいます。美味しいです。
もうこの時点でお腹パンパンですが、ここで山菜ごはんと赤だし、赤カブの漬物が出てきました。パンパンのお腹と格闘しながら、なんとか食べ終えました。
ラストのデザートはフルーツトマトのムース。トマトが苦手な私ですが、思い切って食べてみるとこれが実に美味しい。トマトの臭みが一切無く、ツルっと口の中でトロけました。
所有時間1時間40分弱の大満足の夕食でした。
部屋に戻って再度部屋付の露天風呂に浸かりました。7月だというのに外の温度は多分15~16℃程度でしょうか。寒いくらいの心地よさです。ついつい長湯してしまいます。
翌朝は6時に目が覚めたので、まずは大浴場へ。朝の冷気を身体に感じながらの入浴は格別ですね。朝食の8:30まではまだかなりの時間があるため、部屋付の露天風呂にゆっくりと浸かり、8:30に食事処へ。
各種山菜が新鮮です。香ばしく揚げたジャガイモが絶品です。
トマトジュースです。
囲炉裏には地鶏鍋が掛けられています。鍋のお汁が絶品ですね。(写真、ピンボケしてます(ーー;)
網で朴歯味噌、とうもろこし、鮎の一夜干しを載せ、焼きながら食べました。焦げ目の入った朴歯味噌をご飯に載せると、これが格別です。ご飯が進みますね。
各種山菜、漬物、温泉玉子付きのそうめんと、豊富な品数でどれから箸を点けたら良いか、迷うほどです。
デザートはメロン。夕張メロンのような色合いのメロンは飛騨産のメロンでしょうか。
予約の取り辛い憧れの宿だけあって、予想通り大満足の宿でした。チェックアウト時、思わず「日本秘湯を守る会」のスタンプカードをもらっちゃいました。これは3年間の間に、全国で加盟している同会の宿10箇所に泊まり、スタンプカードが一杯になれば、会に加盟している好きな宿に只で1泊出来るスタンプカードです。3年で10箇所はかなりハードルが高いですが、チャレンジしてみようかな?と思います。
by noriyan_onsen
| 2009-07-27 19:56
| 岐阜県